技術情報


業務表彰

国土交通省 事務所長表彰 業務表彰
発注者 国土交通省 近畿地方整備局 滋賀国道事務所
業務名 平成17年度 環境センサス調査業務
業務概要 本業務は、管内の国道1号、8号、161号等の沿道騒音を主体に、西大津バイパス沿道の大気質、国道8号等沿道の振動の実態を把握し、今後の事業における環境対策立案に向けた基礎資料を得ることを目的として実施しました。 本業務には、湖西道路の無料開放(平成17年8月1日)に伴う開放前の平日及び休日における騒音調査(6地点)がありました。発注者との密な連携のもと、限られた時間の中で、調査地点の選定、地権者等への挨拶、調査員の確保、道路使用許可の取得申請などの手続きを進め、無事、開放前に騒音調査を実施することができました。しかし、調査中は、早朝から夜中にかけてセミなどの虫が鳴き続ける地点があり、開放後の交通量が開放前と比べて2〜3倍程度増加しているにもかかわらず、開放前の騒音レベルが大きくなるという結果になりました。このため、明らかにセミ等の鳴き声による影響がある地点については、鳴き声が測定された時間帯の騒音レベルを除外し、開放前後の交通量を用いて騒音レベルと交通量の関係式からセミ等の鳴き声が含まれない無料開放前の騒音レベルを推定した上で、開放前後における騒音レベルの大きさなどを考察しました。なお、無料開放後の騒音調査は、発注者及び関係機関に寄せられた苦情情報等をもとに、騒音の大きさを左右する調査地点周辺の道路構造や保全対象施設の位置・階層などを現地で確認し、大判の平面図に諸情報を展開した上で開放後の調査地点を選定・提案し実施しました。