技術情報

業務表彰

国土交通省　事務所長表彰　業務表彰
発注者	国土交通省　近畿地方整備局　浪速国道事務所
業務名	清滝道路中野地区環境現況調査業務
業務概要	本業務は、一般国道163号清滝生駒道路（清滝区間）の中野高架橋周辺を対象に、①沿道の大気質、騒音、振動、低周波音、電波障害、日照阻害の現状を現地調査等で把握すること、②現地調査結果等をもとに４車線拡幅後の将来の地域環境に及ぼす影響の程度を予測・評価し、沿道環境の保全に向けた対策（案）の検討・立案を行うことを目的として実施しました。　ほぼ東西に走る清滝生駒道路の中野高架橋では、道路北側に路面から高さ3ｍの非透光型（金属板）遮音壁の設置が計画されていました。しかし、日照の現地調査の結果、現況の橋梁の壁高欄でも一部の施設で環境保全目標を超過することが判明しました。そこで、プリズムの原理を利用して光を下方に屈折させるプリズム型遮音壁の設置を提案し、当社で構築した３次元予測モデルにより設置延長などを検討しました。本業務での検討結果は、平成18年３月末に供用した中野高架橋の遮音壁設置工事で実施され、全体延長の一部に当たるL=75mのプリズム型遮音壁が設置されました。